ヒント集
Hint
妊娠しやすいのは何歳くらいまで?
妊娠・出産には時期・適齢期があります。年齢を重ねるにつれて、妊よう性(妊娠のしやすさ)が下がり、こどもを産みたいと希望しても、自然妊娠しにくくなります。また、男性も加齢とともに、精子を作る機能が低下することが報告されています。自然妊娠が困難な場合には、不妊治療を受けることが考えられますが、技術が進んでも年齢の増加に伴い、妊娠しづらくなる傾向になります。
女性の妊よう率
年齢の増加に伴い妊よう率が下がり、特に35歳以降になると大きく低下がみられます。
妊よう率は、女性1,000人あたりの出生数(17~20世紀のアメリカ、ヨーロッパ、イランなど10ヶ所のデータ:Henry, L. (1961). Some data on natural fertility. Eugenics Quarterly, 8(2), 81-91.)を元に、20-24歳を100%として計算した。
(出典:一般社団法人日本生殖医学会)
生殖補助医療の妊娠率・生産率・流産率
30代後半以降流産率が上がり、妊娠率も大幅に下がります。
(出典:日本産科婦人科学会 ARTデータブック2022より一部改編)
※総治療:生殖補助医療(体外受精・顕微授精・融解胚移植)を試み登録されたすべての症例