ヒント集
Hint
初産年齢
全国平均と比較すると、和歌山県の平均は若い傾向にあります。
(出典:厚生労働省「人口動態統計」)
理想・予定のこども数と出生児数
理想と予定のこども数には隔たりがあり、理想や予定するこども数自体も減っています。実際の出生児数も減っています。
(出典:国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」)
出産費用
出産費用は年々上昇しています。「全施設」の平均出産費用は、10年前から毎年平均で1.4%の上昇です。
(出典:厚生労働省「出産費用(正常分娩)の推移」)
妊娠しやすいのは何歳くらいまで?
妊娠・出産には時期・適齢期があります。年齢を重ねるにつれて、妊よう性(妊娠のしやすさ)が下がり、こどもを産みたいと希望しても、自然妊娠しにくくなります。また、男性も加齢とともに、精子を作る機能が低下することが報告されています。自然妊娠が困難な場合には、不妊治療を受けることが考えられますが、技術が進んでも年齢の増加に伴い、妊娠しづらくなる傾向になります。
女性の妊よう率
年齢の増加に伴い妊よう率が下がり、特に35歳以降になると大きく低下がみられます。
妊よう率は、女性1,000人あたりの出生数(17~20世紀のアメリカ、ヨーロッパ、イランなど10ヶ所のデータ:Henry, L. (1961). Some data on natural fertility. Eugenics Quarterly, 8(2), 81-91.)を元に、20-24歳を100%として計算した。
(出典:一般社団法人日本生殖医学会)
生殖補助医療の妊娠率・生産率・流産率
30代後半以降流産率が上がり、妊娠率も大幅に下がります。
(出典:日本産科婦人科学会 ARTデータブック2022より一部改編)
※総治療:生殖補助医療(体外受精・顕微授精・融解胚移植)を試み登録されたすべての症例
不妊の原因
不妊の原因はさまざまです。そのため、女性だけでなく、男女が一緒になって考える必要があります。
(出典:WHO「7273カップルの不妊原因調査(1996年)」)
こどもがいてよかったこと
「こどもの成長によろこびを感じる」が85.7%で最も高く、次いで「こどもとのふれあいが楽しい」が80.4%、「こどものおかげで家庭が明るい」が72.1%となりました。
こどもがいてよかったと思うことは何ですか?
- こどもの成長によろこびを感じる
- こどもとのふれあいが楽しい
- こどものおかげで家庭が明るい
- こどもの将来が楽しみ
- 子育てを通して自分の視野が広がった
(出典:. 和歌山県「令和5年度『和歌山県結婚・子育て意識調査』調査報告書」)
育児休業取得率
男性の育児休業取得率は上昇傾向ですが、依然として低い状況です。
こども未来戦略における男性の育児休業取得率の目標値は、2025年に公務員85%(1週間以上の取得率)、民間50%。2023年に公務員85%(2週間以上の取得率)、民間85%(2週間以上の取得率)、民間85%になっています。
男性の育児休業取得率
女性の育児休業取得率
(出典:和歌山県「和歌山県労働条件等実態調査(常用雇用者30人以上の全ての県内事業所及び常用雇用者10人以上30人未満から無作為抽出した県内事業所を対象)」、厚生労働省「雇用均等基本調査(常用雇用者5人以上の事業所から抽出)」)
男性の家事育児時間の影響
夫の平日の家事・育児時間別にみた出産後の妻の就業継続の状況
夫の平日の家事・育児時間が長いほど、出産後の妻の就業継続割合は高くなっています。
(出典:厚生労働省「第14回21世紀成年者縦断調査」)
夫の休日の家事・育児時間別にみた第2子以降の出生の状況
夫の休日の家事・育児時間が長いほど、第2子以降の出生率が高くなる傾向にあります。
(出典:厚生労働省「第6回21世紀成年者縦断調査」)
和歌山県の里親・ファミリーホーム
登録数は里親が181世帯、ファミリーホームが6件、合計187件。
委託数は里親が34世帯、ファミリーホームが5件、合計39件。
委託児は里親が49人、ファミリーホームが19人、合計68人。
(出典:和歌山県「令和4年度版事業概要」)
費目別年間子育て費用額
(出典:内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」)